「あなたは未来 あなたは可能性」〜僕たちに出来ること〜
いたっておこがましい言い方で申し訳ないのですが本当に「ナイスガイな紳士」という言葉が最も似合っている方でした。そして、とてもとても親近感を持たせていただける方。5月21日待ちに待った著書が書店に並びました。
「あなたは未来 あなたは可能性」
著者 インテル株式会社 吉田和正社長
この本のタイトル「あなたは未来 あなたは可能性」のあなたとは誰を指すのでしょう?それは、紛れもなくこれからの日本をそして世界を担う若者達であり子供達だと思います。けれども、そんな彼らを支えなくてはいけない大人達、親たちにとっても気づきや考えさせられることがたくさん含まれています。僕は、そう感じます。
今回、この著書が発刊されたことで是非皆さんにこの本を紹介させていただきたいと思いました。 また、何回シリーズになるのだろう。。。と、ちょっと自分でも心配になっていますが(苦笑)カメラマンとしての目から、また大人として親としての目から。今の僕なりの観点からってことで申し訳ありませんが、書かせていただこうと思います。
最初にお会いしたのは、4月。帝国ホテルの一室。それから数度となくこの著書のための対談取材でご一緒させていただきました。いつもお世話になっている日経BP社の編集者の方から「今回、良いカメラマン連れて来ました!」との、もったいない言葉で紹介していただき、「そうですか。どうぞよろしくお願いしますね」と人なつっこい笑顔がとても印象的でした。僕も、深々とお辞儀をしながらもなんか素敵やなという直感が。その温度はお会いする度にますます上昇しました。
人の表情を撮らせて貰うってことは、すぐに思い通りの写真が撮れるほど簡単なものではりません。
顔写真ならいくらでも撮れるのかもしれないけれど僕が撮らせていただいているのは、その人の表情でありそれはすなわちその人の生き様であり人生。これはちょっと大袈裟な言い方?・・・いやいや、僕の中ではいつもそう思いながら被写体になっていただける方々に接しているつもり。
なにより大事なのは、最初のインスピレーション。とにかく、許されている時間はあまりにも少ないのです。それでも最高を求めるためには否応なく刻々と過ぎる時間の中で頭のCPUをフルに回転させてイメージを探り、また修正を繰り返しながら写真というひとつの表現に結びつけていく作業。だから撮影時間の僕のテンションはことごとく上がりまくるのです。
僕の勉強嫌いは有名ですが(笑)いつも一応事前情報は入れてる・・・つもり・・・しかしながら僕自身の少ない知識、情報解析能力がかえって変なイメージを植え付けてしまう恐れもあるわけで・・・
そして、今回は吉田社長さんだけでなく各界のスーパースターたちとの対談撮影取材を担当させていただいたのです。どの方も僕の中ではそれはそれは恐れ多いほどの表現者だと思います。浅はかな事前情報などよりも、その時にお会いしたインスピレーションが勝負だ!僕は、そう決め込んでいたのでした。
つづく・・・
※今回のColumn投稿、及び写真掲載に関しましては、日経BP社の編集者の方にご相談させていただき許可を頂きました。心より感謝いたします。写真につきましては本書に掲載したものをカラーバージョンで再掲させていただいております。
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