【去るものは追わず。 来るものは拒まず】
人生において、新しい挑戦を求めることはいつの時代でも美しい。
人は「生きる」という営みに対して誠実であるべきであり、
明日を夢見、希望を胸に抱きながら、今この瞬間を懸命に生き抜くことに価値がある。
去る者あらば、それは未来への期待と可能性を信じての別れである。
互いの道を尊重し、そっと陰ながら応援してやれば、それで十分だ。
その別れは新たな始まりの兆しでもある。
来る者あらば、何かしらの期待や信頼を持って訪れるのであろう。
その思いに応えるべく、できる限りの力を尽くして助けてあげれば良い。
人と人との出会いは、時に思いもよらぬ未来への扉を開けることがあるのだから。
ただひたむきに、ただ真摯に、目の前の出来事と向き合うこと。
それがやがてすべてを「良し」へと導いていく。
過剰な執着を手放し、自然体であらゆる局面を受け入れた時、
今本当に必要なものと不必要なものが見えてくる。
時に自らでは判断しかねる事柄に直面することもあるやもしれぬ。
人生はそのくらい真剣で複雑なものだから。
しかし、無理に決断する必要はない。
時間の流れに身を委ねればそれで良し。
時がもたらす答えは、最善ではなくとも、少なくとも次なる一歩を照らす光となる。
それこそが「神からの思召し」
全てを委ね、受け入れ、そして進む。
人生の豊かさは、そんな自然な流れの中にこそ宿ることを信じたい。