「ポートレートの意味_Vol.2」オフィシャルポートレートについて

※先日の撮影会にて参加していただいたお客さんが撮ってくれた写真。

ブログにも当時の模様を記事アップしてくれています。ありがとうございました。ブログはこちら

 

自己紹介という意味合いを持つポートレート。企業としても考えてみるとどうでしょう。

 

数多く存在する企業という名の法人組織、また個人事業主。大きい会社もあれば小さい会社もあります。業種も様々。ネットの世界においても、何か一つ検索を掛けても多業種の企業名が浮かび上がります。

 

自分の会社のサイトが、検索結果の上位にあれば見て貰える度合いは多くなります。だからこそ、多くのお金を掛けてSEOに力を入れている企業も多々あるでしょう。しかし、それは見て貰えるまでの話。検索からたどって来た人が求める企業だったとしても次に何を見るのか?「信用性・安心感」であることは間違いないでしょう。

 

お金のやりとりをするのが仕事である以上その信用性・安心感が感じられないところに誰がビジネスの話を持ち込もうとするものですか。人間は、まずはビジュアルから入るものです。テキストなどというものはその場でいくらでも加法修正できるもの。けれども、写真はそう簡単にはできません。元々リアルなものを写し出すべきものが写真なのですから。

 

その中で、その代表者の顔写真が載っているかどうかという部分は大きな印象の違いを生じさせます。要するに誰がやっているのか?どんな人がここの責任者なのか?というビジュアルからの推察です。これは、実は大きな影響力を与えているのです。

 

私は、これまで数多くの経営者の方々を撮らせていただいて来ましたが、時に、写真を嫌がる人にお目に掛かるときがあります。「俺は、写真は嫌いなんだ。俺の顔なんかどうでもええやろー」と、結局撮らせていただけなかった人も居ました。

 

とんでもない話です。

 

「別にあなたの好き嫌いで撮るか撮らないかを決めてる訳じゃないんよ。」
「企業の代表としての責任を果たして貰うためにあなたの顔が必要なのよ」

 

そうなのです。

 

責任の上に成り立っているのが企業の社長さんのお顔なのです。

 

私は、こういう商売をしてますから特にそう感じてしまうのでしょうが、その会社の社長さんのポートレートを見てきちんとした形で写真を撮られているか否かでその会社の信用性を探ります。

 

例えば、これはちゃんと時間とお金を掛けて撮っていらっしゃるなと分かるような写真とどう見てもやっつけで会社の片隅かなにかでちょろっと撮ったとしか思えないような写真。この写真を見比べるだけでも後者の会社の信用性はがた落ちです。

 

会社の大切な経費を使いそれでもきちんとしたものを世に出すという責任を感じるからです。「きちんとしたもの世に出す責任」これこそがその企業の信用性・安心感に繋がるもの。それが企業の責任でもあり、経営者の責任とも言えるのではないでしょうか?

 

それを見せる入り口が、経営者のポートレートと言えるのではないかと私は思うのです。

 

2012/04/13

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